辞めるということ
田口くんがKAT-TUNを脱退する。
字面だけでも心が寒くなる。別に自ユニでも無いのに。
どうして辞めるという選択肢があったんだろうか。
辞める、ということは物凄く膨大なエネルギーを消費する、とわたしは思っている。私事ではあるが最近で言うと松島くんの担当を辞めることに物凄く膨大なエネルギーを消費した。疲れた。だからなるべく、そうならない選択をするのが良い。けど、そういう選択をしなくてはならないほどに精神を磨り減らされ追いやられていた。
辞めることは容易い、とわたしは思っていた。
辞めてどうするの? 辞めることで周りに及ぼす影響について考えた? ねえ、無責任じゃない?
と、高校2年生のわたしは部活の仲間に訴えたことがある。この時わたしは残される側だった。残される側のことしか考えていなかったし、辞めていく者の事情なんて考えようとも思っていなかった。辞める=身勝手という等式がわたしの中で成立してしまっていたからである。
少しだけ大人になった今、どうしてもっと辞める背景を考えられなかったかと思う時がある。
田口くんがKAT-TUNを辞める背景としてたくさんの憶測が飛び交っている。何がそうさせたのかなんてきっと田口くんにしか分からない。辞める選択が正しかったといえるように生きてくれ、と願わずにはいられないし、願うことしかできない。